表示形式詳細解説:Vertical stacked bar chart(垂直積み上げ棒グラフ) #quicksight #05 | Amazon QuickSight Advent Calendar 2016
当エントリは『Amazon QuickSight Advent Calendar 2016』の05本目のエントリです。
昨日の04本目のエントリは『Horizonal stacked bar chart(水平積み上げ棒グラフ)』でした。
『AWS re:Invent 2016』の直前に一般利用可能となったAWSによるBIサービス、Amazon QuickSight。発表されたばかりですが、早速Amazon QuickSightを使い倒すべく色々な切り口でその内容について見て行きたいと思います。
05本目となる当エントリでは、Amazon QuickSightの表示形式のうちの1つ、『Vertical stacked bar chart(垂直積み上げ棒グラフ)』の内容について見て行きたいと思います。
棒グラフの概要については以下エントリセクションをご参照ください。
Vertical stacked bar chart(垂直積み上げ棒グラフ)について
垂直積み上げ棒グラフを使うと、自動車メーカーによる売上合計を自動車メーカー毎に積み上げられた階層データの値として表現する事が出来ます。垂直積み上げ棒グラフでは、選択したメジャー項目の合計値(最大値)に基づくスケールを使用します。100%(百分率)を基準としたスケールを使用するグラフを作成するには、垂直積み上げ100%棒グラフを使用します。
垂直積み上げ棒グラフではY軸上に最大50データポイント、グループや色に対して最大50データポイントを表示します。ビジュアルの表示制限を超えてデータを処理する方法の詳細については下記をご参照ください。
垂直積み上げ棒グラフのアイコンは以下となります。
Vertical stacked bar chart(垂直積み上げ棒グラフ)の機能説明
当該表示形式でサポートされている機能の対応状況は以下の内容となります。
機能 | 利用可否 | 説明 |
---|---|---|
凡例の表示 | Yes | |
タイトルの表示 | Yes | |
軸の範囲を変更 | Yes | Y軸の範囲を設定可能です。 |
色変更 | Yes | |
要素のフォーカスor除外 | Yes (例外あり) |
ディメンションの1つとして日付フィールドを使用している 場合を除き、バー内の任意の任意の要素をフォーカスしたり 除外したりする事が出来ます。 その際、日付ディメンションを使用するバーまたはカラーブロックにのみ フォーカスするようにして、除外はしないでください。 |
ソート | Yes | X軸及び値に対して、選択したフィールドで 値を並べ替える事が可能です。 |
フィールドの集約 | Yes | 値に対して選択したフィールドに対して集計を適用する 必要があります。X軸またはグループやカラーに選択した フィールドに集計を適用する事は出来ません。 |
ドリルダウンの追加 | Yes | X軸及びカラー/フィールドに対して ドリルダウンレベルを追加可能です。 |
Vertical stacked bar chart(垂直積み上げ棒グラフ)の作成方法
- 1.[Analysis]ページにてツールバーの[Visualize]を選択。
- 2.アプリケーションバーの[Add]から[Add Visual]を選択。
- 3.[Visual Types]ペインにて[Vertical stacked bar chart]アイコンを選択。
- 4.[Fields list]ペインにて、表示させたい切り口となるフィールドをフィールド枠に落とし込みます。ディメンションの項目を選択した場合、Count集計関数が自動的に適用され、数値が作成されます。垂直積み重ね棒グラフを作成するには、ディメンション項目をX軸フィールド枠に、メジャー項目をValueフィールド枠に、積み上げさせたい(分割させたい)ディメンションをグループ/色の枠に落とし込みます。
- 5.(オプション)1つまたは複数の追加フィールドをX軸またはグループ/色のフィールド枠にドラッグして、ドリルダウンレイヤーを追加します。ドリルダウンの追加の詳細については、下記をご参照ください。
まとめ
という訳で『Amazon QuickSight Advent Calendar 2016』05本目、表示形式『Vertical stacked bar chart(垂直積み上げ棒グラフ)』に関するご紹介でした。明日もお楽しみに!